21卒のタケです。 都内の工学系大学院に通っています。M2です。
僕はエンジニア志望で就活を進め、某大手IT企業に内定を貰うことができました。 就活を意識し始めたM1の5月から、内定を貰うM2の4月までを振り返ってみようと思います。
これから就活を始めるエンジニア志望の方は、ぜひ次の記事も見てください。
スキルセット
本題の前に、僕の大雑把なスキルセットを共有しておきましょう。 この記事を皆さんの参考にする上で重要になると思います。
僕のスキルセット
- 研究テーマ :量子計算
- データ分析 :実務経験有・コンペ上位10%内
- 競プロ :AtCoder緑
- フロントエンド:ちんぷんかんぷん
- バックエンド :ちんぷんかんぷん
恥ずかしながら、web開発、アプリ開発の経験がありません。 そのためRails等フレームワークの使用経験もなく、全くの素人です。
しかしデータ分析に関しては、インターンでの実務経験やコンペ上位10%に入った経験があります。 就活ではこのスキルをごり押しし、内定を手に入れました。
振り返り
2019年5月
就活を意識し始める
きっかけは大学の講義で「データサイエンティスト」という職業を知ったこと。 かっこい響きと「21世紀でももっともセクシーな職業」というフレーズに惹かれます。 研究とは全く関係ありませんでしたが、このころからデータサイエンスを学び始めました。
長期インターンに参加したのもこの時期です。
研究室の先輩の紹介でベンチャーでのインターンを始めます。 データサイエンス系の受託企業です。給料がよく、オフィスもかっこよかったのでワクワクしてました。 しかし、当時のプログラミング経験はほぼ0でした。 pandasを使えば5分で書けるようなコードをわざわざlistとfor文を使って実装しました笑
2019年7月
夏季インターンの選考に落ちまくる
インターンには週2の頻度で参加していました。 この頃には、集計・クレンジング、可視化、簡単なモデリングなど、基礎的なデータサイエンススキルを身に着けています。
5月から勤めていたインターン先では、データの集計・可視化が主な業務内容でした。 データ収集からモデリングまで一気通貫した分析業務に携わりたいと思い、夏の短期インターンに3社応募します。 2か月と言えども長期インターンの経験があるので受かる自信はありました。しかし全落ちします。
かなりショックだったのを覚えています。 今思えば見栄を張って有名企業ばかり受けていました笑
データサイエンス関連の研究をしているわけでもなく、コンペで成績を収めたわけでもなかったので、今思えば落ちて仕方無かったと思います。
2019年10月
長期インターンを掛け持ちし始める
5月から継続しているものとは別に、もう一社のインターンに参加し始めました。 同じく、データサイエンス系の受託企業です。一社目と比べ規模も大きく、携われる案件も幅広かったのでワクワクしていたのを覚えています。
2つのインターンを掛け持ちしていたため、週に3日はフルタイムで働いていました。
2019年11月
強力なアピール材料を得る
学生限定のデータ分析コンペ「【SOTA】マイナビ × SIGNATE Student Cup 2019: 賃貸物件の家賃予測 | SIGNATE - Data Science Competition」で上位10%内に入りました。 後に就活での大きなアピール材料となります。
賃貸物件の家賃を予測するコンペで、説明変数として面積、最寄り駅、間取りなどが与えられます。 当初は一人で参加していましたが、後に大学の同期とチームを組みます。
僕が担当したのはデータクレンジングです。ミスデータの修正、欠損値補完、特徴量生成を行います。 同期が外部データを効果的に取り込み、その結果精度を大幅にあげることができました。
最終的に上位10%内の成績を収めることができ、就活に大いに役立つことになります。
2019年12月
彼女と別れる
遠距離恋愛中の彼女に振られます。疎遠になっていたため、覚悟はいていたもののショックでした。 更にインターンの掛け持ちから多忙であったこと、就活への不安等から、ストレスがピークに達します。 その結果、連日飲み、終電で帰宅する荒れた生活を送ります笑
しかしインターンの休みを取り、旅行に出かけたことで、元の生活を取り戻します。 就活と失恋の時期が重なったのは、本当に最悪だったと思います。
就活中の彼氏/彼女に愛想を尽かしていても、振るのは内定を得た後にしてあげてください笑
2020年1月・2月
本格的に就活を始める
やったことは
- 逆求人イベントへの参加
- エージェントサービスへの登録
- 色んな企業の面接を受ける
の3つ。
やはり大企業に憧れがあり、何社かエントリーしました。 同時に、面接慣れを目的とくして、できるだけ多くの選考を受ける作戦に出ます。
あまり興味がなくてもお誘いされた企業にはエントリーしました。 エージェントサービスに登録するとたくさんメールが届きますよね?あれにできるだけ応える感じです。
結果、週に3から4の面接を受けるというかなりハードなスケジュールになりました笑 さらに金欠も重なり、インターンに出勤せざるを得ず、大学史上最も忙しかったです。
しかし作戦は上手くいき、面接を受け反省するサイクルを繰り返した結果、選考に通過するようになってきました。
2020年3月
コロナで就活が変わる
2月まではオフラインでの就活イベントや対面形式の面接が多くありました。 しかしこの頃からコロナが猛威を振るい始め、オフラインイベントはすべて中止、面接もオンライン形式での実施がほとんどになりました。
不謹慎ではありますが、面接の度に企業に赴く必要がなくなったので就活が楽になったのを覚えています。 2月にエントリした企業の選考も終盤になりつつあり、3月中盤には初めての内定を得ました。
第一志望ではありませんでしたが、とても嬉しかったです。 僕以上に両親が喜んでいました。
しかし第一志望の企業は未だ選考中で、少し出遅れていたので日々不安を感じていました。 一日数十回は「就活速報」、「みん就」を見ていたと思います。
2020年4月
第一志望内定
4月上旬に2月から選考を受けていた第一志望の内定を貰いました。 めちゃくちゃ嬉しかったです。
不安が全て取り払われ、一日中「みん就」を眺めることも無くなりました。 ほんとにうれしかったです。
反省
この記事はエンジニア就活のサンプルケースの一つにすぎませんが、参考になれば嬉しいです。
無事第一志望の内定を獲得できたものの、反省点も多く残りました。 僕が就活で犯した失敗は次の記事にまとめています。 よかったら見てください。