学童保育バイトの業務内容・嬉しかった出来事・辛かった出来事

大学院生のタケです。20歳から21歳までの1年間、小学校に併設されている学童保育所に指導員として勤めていました。

子ども好きには人気のバイトですが、辛い側面もあります。

学童保育バイトを始めるか迷っている方に向けて、業務内容、辛かったこと、うれしかったこと、向いている人をまとめました。

参考ください。

業務内容

僕が応募した求人票には「業務内容:小学生の遊び相手・おやつ作り・宿題のてつだい」と書いてありました。いざ働きだすと、想像以上にやることがありました。

一つずつ紹介していきます。

外遊びの相手

メインのお仕事です。

日によって違いますが、主に鬼ごっこやサッカーなど体力が必要な遊び相手をしていました。 かなりしんどかったです笑

といっても低学年の子たちとどんぐりを拾うだけの日もありました笑

日によって児童が変わるので、運的な要素もあります。

中遊びの相手

一番楽しい仕事でした。

低学年の児童たちと、絵本を読んだり、ボードゲームをしたりしました。 体力的な消耗がないので、外遊びに比べるとめちゃくちゃ楽でした。

ただ、喧嘩は起こりやすかったです。

喧嘩の仲裁

先生の大変さが分かる仕事です。

僕が通っていた保育所には1年生から6年生まで約50人の児童がいました。 みんながみんな仲良しというわけでもなく、しょっちゅう喧嘩が起こり・・・ お互いの言い分を聞いて仲直りさせます。場合によっては1時間を超えることも(笑)

精神的に疲れます。

宿題の手伝い

高学年相手だと意外と大変な仕事です。

遊びの相手だけでなく、宿題の手伝いもします。 わからないところがあれば教えてあげたり、宿題を始めるよう叱ることもありました。

高学年の宿題だと答えられないことがあり、よく馬鹿にされました笑

保護者との会話

挨拶、児童の様子などを報告する仕事です。

僕が働いていた所では、17時を超えると順次保護者が来ました。 挨拶をしたり、預かり中に児童が怪我をした場合に報告をする、などが主な会話内容です。

働く前はモンスターペアレントにおびえていましたが皆さん良い方でした。

指導(叱る)

合わない人には辛い仕事です。

保育所にはいくつかのルールがありました。 例えば、木登りしない、遊び道具は使った人が片付ける、など。 立場上叱る必要があります。叱らないと他の指導員に僕が注意されてしまいます。

高学年の男の子たちになると、かなりきつく叱る必要がありました。 しんどかったです。

けがの手当て

絆創膏を貼ったり、消毒したり。

外遊びが好きな子は怪我をすることも多かったので、よく手当をしました。 といってもか擦り傷がほとんどなので、消毒して、絆創膏を貼る程度の仕事です。

楽でした。

合宿付き添い

泊まり込みの遠征バイト。意外と稼げません笑

僕が働いてた保育所では、年に一度、保護者を交えたキャンプがありました。 大型バスを貸し切り、県内のキャンプ場で2泊3日寝泊まりします。

キャンプの設立から、自炊、子供たちの監視まで、いつも以上に忙しかったです。 寝てる間は時給が発生しないので、体感の割には貰える給料が少なかったです笑

ただ、子供たちといつもとは違う遊びが出来たり、保護者の方々とお酒を飲む場もあったりと、それなりに楽しむことはできました。

遠足付き添い

交通事故に巻き込まれないかひやひやしてた業務です。

数か月に一回程度、近隣の施設に遠足に行っていました。 行き先は、動物園、公園、他の学童施設等です。 徒歩での移動だったので、児童が事故に巻き込まれないかひやひやしてました。

ただただしんどかった記憶があります笑

トイレ掃除

慣れたら楽な仕事です。

僕が働いていた保育所には、個室のトイレが男女別で1つずつありました。 女の子のトイレは綺麗に使われていましたが、男の子のトイレがめちゃくちゃひどかったです。 そこら中に小が飛び散っていました笑

最初はかなり抵抗がありましたが、次第になんとも思わなくなります。

それよりも、女子トイレを掃除しているときに変態呼ばわりされるほうがつらかったです。

辛かった出来事

楽しい記憶もありますが、どちらかといえば辛いことの方が多かったです。このバイトをやっていて辛かったことを挙げていきます。

働いた感覚の割に、お金を貰えなかった

僕の場合は時給800円でした。

どの都道府県でも最低賃金ギリギリなんじゃないでしょうか。

時給が安い割には業務が多様で、体力的に辛い部分もあったので、給料には満足できませんでした。

高学年の女の子に、前の指導員の方がイケメンだったと言われた

一番辛かったです。

「うるせえよ(笑)!」と言いつつ、内心めちゃくちゃへこんでました笑

友人にはめちゃくちゃ受けたのでよしとします。

暴言を吐かれ、暴力を振られた

容赦ないです。想像以上に子供たちはわんぱくです。

何の前触れもなく蹴られたり、ブスと言われたり、髪の毛をむしられたり・・・ ただ指導員の性別によると思います。

女性アルバイトの方は、さすがに暴力を振られていませんでした。

他の指導員と仲良くなれる機会がなかった

児童の世話で忙しく、他の指導員の方とコミュニケーションを取る機会がありませんでした。

出会いや、友達作りには期待しない方が良いと思います。

ただ違う世代の子供たちとはめっちゃ仲良くなれます笑

嬉しかった出来事

もちろん、嬉しかったこともあります。

小学校時代に戻った感覚で楽しく遊べた

大人になると鬼ごっこをしたり、思いっきりサッカーをしたり、どんぐりを拾う機会なんてほとんどありません。

指導員という立場ではあったものの、子供たちと思いっきり遊ぶことができました。

このバイトならではの貴重な経験だったと思います。

痩せてスリムになった

ほぼ毎日外遊びの相手をしていたので、痩せることが出来ました。

体重計を持っていなかったので定量的な変化はわかりませんが、帰省するたびに両親から「やせた?」と言われました。

お金を貰えるダイエットだと考えると、最高かもしれません。

弁当を忘れたとき、子供たちが分けてくれた

泣きそうなくらい嬉しかったです。

僕が働いていた保育所では、稀に20時までの勤務がありました。

そういう時はあらかじめ弁当を用意することになっているのですが、ある日うっかり忘れてしまいます。 その時、子供たちがお弁当のおかずを少しずつ持ち寄ってくれました。

いつも僕を蹴ってくる子も、ブスと暴言を吐いてくる子も、自分が食べる分を減らして分け与えてくれたのでめちゃくちゃ感動したのを覚えています。

この瞬間がバイトのピークだった思います。

次の日から何事もなかったかのように、蹴りとブスコールが再開しました。

町で会った時、話しかけてくれた

休日に出かけると結構な確率で児童と遭遇していました。

わざわざ僕から話しかけることはありませんでしたが、たまに向こうから手を振ってくれたり、話しかけにきてくれたので嬉しかったです。

こんな人には向いている

最後までお付き合いいただきありがとうございました。 僕は今まで15種類のバイト経験がありますが、学童バイトは良い方だったと思います。

給料こそ安いものの、子供たちと触れ合え、怒鳴られるようなこともなかったからです。

しかし万人におすすめはできません。

僕の経験ベースですが

  • 寛大
  • 運動してもへーき
  • 叱ることができる

に当てはまる人は向いているんじゃないかと思います。

逆に、すぐにイライラしてしまう人、疲れやすい人、叱れない人は別のバイトを探したほうが良いでしょう。

そういう方には○○がおすすめです。

以上、ありがとうございました!